IT業界で働くに辺り、そもそもシステムとは具体的にはどんなものなのか想像がつきますでしょうか
IT業界におけるシステムの定義とは
様々な個々要素が互いに作用を行い、全体として機能するまとまり
とされています
システムの形は要件によって様々ですが、一般的なシステムのイメージを解説していきます
システムの種類
業務系システム
業務系システムとは企業の様々な業務を効率化、自動化を行う為に使用されています
大企業になれば様々なシステムが使われており、それぞれの業務要件ごとに更にシステムが細分化されている事もあります
業務をシステム化する事によって人件費を抑え、正確な結果が得られるというメリットがある一方で初期導入コスト、保守コストなどとの費用対効果のバランスを取り導入を検討する必要があります
web系システム
web系システムとは、パソコン、スマートフォンなどでブラウザ上から操作可能なシステムです
企業の中で独自に使用されているものもあれば、SNSや販売サイトなど一般的に馴染み深いものもこれに辺ります
web上で操作できる為、BtoC(企業対個人),CtoC(個人対個人)と個人を対象に様々なサービスを展開している場合が多いですが、社内専用のwebシステムを利用している場合もあります
組み込み系システム
組み込み系システムは、特定の機能を実現するためのハードウェア、ソフトウェアのことです
身の回りでイメージがしやすいものとしては家電などで、ボタンを押したりすると特定の動作を行うようプログラミングがされています
大量生産を行い消費者に手に渡る為、基本的には一度作成したプログラムについての変更は不可となりますので、作成工程については多様なテストを実施していきます
近年の家電製品などは「IoT(Internet of Things)」化が進んでおり、インターネット経由でモノとユーザが繋がっているものが増えています
例:スマホでテレビやエアコンの操作、外出先から部屋の温度、湿度の確認等
その為、軽微な不具合などは後から更新し、改修する事が可能となってきています
システムの役割
システムの役割としては先述した通り、業務の効率化、スピードアップという部分もありますがコンピュータの特徴を活かした正確な動作という点でもシステム化のメリットがあります
もし、手動で行う作業と自動化した作業の所要時間が同じだとしても、システム化をした方が人の手が入る事がないので常に正確な結果をもたらせてくれるのです
しかし、初期導入時は不具合が発生する頻度が高く、安定稼働するまでに「不具合発生→修正」を何度か繰り返して保守を行っていく事も多いです
システムの構成
最後にシステムの構成をみていきます
IT業界のシステムは最低限以下のようなもので構成されております
- ハードウェア・・・機能を実現する本体そのもの
- OS・・・操作内容をハードウェアに伝えたりと、ユーザとハードウェアをつなぐ役割
- 周辺機器・・・機能のインプット、アウトプットの役割
SEが扱うシステムの一般的なシステムとしては例として以下のようなイメージとなります
ハードウェア→サーバ、スマホ、PC
OS→windows、Linuxなど(サーバ、PC)、iOS,Andoroidなど(スマホ)
周辺機器→キーボード、マウス、プリンタなど(サーバ、PC)、イヤホン、プロジェクターなど(スマホ)
組み込み系のシステムの場合、ハードウェア、OSなどは独自のものを使用していたりしますが、同じようにハードウェア、OS、周辺機器が作用して動作を行っています
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