IT業界では人材が不足しているとよく耳にしませんか?
実際に他業種からの転職者も多い業界なのですが、その1つの理由は学者コストが少ない点にあります
社会に出た後に弁護士や医者を目指そうとしても、費用、時間が掛かるため現実的ではありませんが、システムエンジニアは少ない学習コストで転職が可能です
この記事ではシステムエンジニアを目指す為に何をどう学習するべきかを解説していきます
(基本的なパソコンの操作方法が可能である前提で記載させて頂きます)
基本情報技術者の知識
基本情報技術者とは
基本情報者とは国家資格の名前であり、高度 IT 人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者という位置付けになっています
資格をとる為にはITの基礎知識ベースの試験に合格する必要がありますが、学生の受講者も多く、IT業界で働く為のファーストステップとも言えるでしょう
学習するメリット
ITの基礎知識を幅広く学習できる
基本情報技術者試験の出題範囲はコンピュータの仕組みから経営戦略までと幅広く、どのIT分野でも役に立つ基礎知識を習得する事ができます
転職活動時のアピールポイントになる
合格率は20〜30%程度であり、合格するにはそれなりの知識、IT業界へ適正が必要となる為、資格を取得していれば転職時に評価してもらえるポイントにもなります
学習方法
基本情報技術者のテキストを読み進め、資格試験を受ける前提で学習していくのがよいでしょう
基本情報技術者試験については、別記事で細かく解説する予定です
プログラミングの基礎
プログラミングとは
プログラミングと聞いた時に思い浮かべるのは
「英語や数字が羅列したパソコンの画面」
ではないでしょうか
プログラミングとはパソコンに命令を発し、自動的に動作をさせる為の技術です。英語や数字の羅列はパソコンに動作して欲しい内容を記述しており、パソコンはその記述通りに自動的に動作します
プログラミングにはプログラミング言語という表現で様々な種類に分類がされています
C言語、Java、Python、Rubyなど
学習するメリット
自分の適正を確認することが出来る
基礎部分を学習する中でプログラミングの面白さ、向上心を感じられるのであればシステムエンジニアとしての適正は高いでしょう
簡単なプログラムでも初めて思い通りに動いた時にはちょっとした感動があります
システムエンジニアの醍醐味は正にこの思い通りに動作が出来た時の達成感と感動にあるのです
論理的思考能力が養われる
プログラミングは単純な命令を組み合わせる事で、複雑な処理を動作させる事が可能になります
複雑な処理がどう細分化されているかを学習する事によって、論理的思考能力が養われていき、効率的な考え方を身に付けていく事が出来ます
どの言語も根本的な部分は共通している為、応用が効きやすい
プログラミングは様々な言語に分かれていると記述しましたが、共通している部分があり根本的なところは似ています
各言語の特性はありますが、例に挙げたような共通点があり、基礎を身につけていればどの言語も1からの学習という事にはなりません
システム、業界毎に使用している言語は違う為、複数の言語に対応出来る事もエンジニアとしての価値を高める要素となります
学習方法
パソコンを持っているのであれば何か1つの言語を選択し、初級者用の書籍に従って基礎の文法をどんどんプログラミングしていく事がいいでしょう
パソコンの動作環境を整える必要がありますが、最初の学習言語としてはJavaをおすすめします
コンパイル、オブジェクトというメリットを記載しましたが、最初の段階では基礎の文法に触れていく事が重要ですので、その他の言語でも問題はありません
Javaの開発環境構築については、下記の外部リンクのを参考にして下さい
また、独学では心細いという方はプログラミングスクールなども多くありますので、有料にはなりますが自己投資をしてスキルを高めていく事も良いでしょう
SQL言語
SQLとは
SQLはデータベースに対して操作を行う為の言語です
データベースとは検索や蓄積が容易に出来る情報の集まりと定義されていますが、下記のような表の集まりを意味します
NO | 名前 | 職業 | 年齢 | 身長 | 体重 |
1 | 太郎 | 勇者 | 18 | 170 | 65 |
2 | 二郎 | 戦士 | 21 | 185 | 75 |
3 | 三郎 | 魔法使い | 27 | 167 | 55 |
表の事をテーブルといいますが、このテーブルが複数集まっている塊がデータベースという単位になり、そのデータベースを操作する際に使用するのがSQL言語です
学習するメリット
データベースに対しての理解が深まる
システムには必ずと言ってもいいほど、データベースがつきものになるので、データベースに関しての知識が必須となります
SQLを使用する事でデータベースを操作する事でデータベースの理解が深まっていき、更にはシステムの全体像の理解に繋がっていきます
最低限のSQL操作はどのシステムでも必要となる
最低限の操作はどのようなシステム、立場であっても必要になる為、システムエンジニアを目指す段階でSQLの基礎文法は学習しておくと良いでしょう
学習方法
SQLを使用するにはデータベースに構築が必要となる為、個人のパソコンの環境では学習が難しいでしょう
SQLを学習できるサイト、サービスはいくつかありますので、まずは無料版から試していくのをオススメします
Excelの機能、操作方法
Excelの用途
設計書、資料、スケジュールの作成
システム開発の現場ではExcelを文書ファイルとして扱っている場合があります
表の作成が簡単にでき、関数を使用すれば一部の項目を入力するだけで他の項目は自動で値が表示されるなど便利な機能が多くある為です
ツールとしての活用
ツールとは道具を意味する言葉ですが、Excelでは関数やマクロを使用する事によりプログラムを組む事が可能となっています
ツールを活用する事により仕事の作業効率が上がり、正確性も高まっていきます
一時的な作業領域としての使用
Excelの特性を活かし、このような事が可能となります
文字列、文章の編集は多くの作業に役立つ技術になりますので、Excelの特性をしっかりと理解し、状況に応じて臨機応変な使用方法がある事を頭に入れておきましょう
学習するメリット
Excelは先述した通り、仕事上で使用する情報が格納されている為、最低限の操作方法については必須となります
Excelはパソコンを使用している仕事において、使われていない事が無い程に便利なソフトです
多様な使用方法を習得していれば作業効率、正確性を上げる事ができ、どんな仕事にも役立つスキルではないでしょうか
学習方法
Excelの用途は会社、現場ごとに異なっている為、実際に働きながら使用方法、操作方法を学んで行く事がスキルアップへの近道です
どういう仕組みで動いているのかと深掘りをしていく事で、その蓄積が技術力を上げていくので、深掘りをしていくクセをつける事が大事になります
また、よく使用される関数は覚える必要がありますので、パソコンで使用方法、動きを確認しておくのが良いでしょう
まとめ:基礎的な学習から始めて、応用的な内容は実際の仕事に関連するものを都度学んでいく
システムエンジニアを目指す段階、もしくは仕事についたばかりであれば基礎的な学習を進め、土台を作っていきましょう
仕事に慣れてきたら携わっているOS、ソフト、言語などの深掘りをしていき、エンジニアとしての価値をどんどんあげていきましょう
また、知らなかった事、経験していなかった事に臆せず挑戦して行く事でスキルアップの速度は上がっていきます
今の自分より一歩進んだ自分を目指して、日々進んでいきましょう!
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